実力テストに向けての勉強法

10月31日は田辺中、培良中、精華中等、近隣公立中学校一斉の中3実力テストです。志望校決定に影響を与える大事なテスト。日ごろの成果をぞんぶんに発揮し、良い結果を手に入れてほしいところです。

さて、実力テスト前にきまって増える相談が『実力テストの対策、何したらいいか分からない…』というもの。定期テストと異なり、出題範囲が原則決まっていない実力テストでは的を絞った勉強が困難です。教室で生徒たちによく伝えるアドバイスが『総合問題に広く取り組み、これを何回も繰り返してごらん』というもの。

例えば理科の電流の領域を完璧にしようと、単元の隅から隅まで復習するとそれだけで数日かかってしまいます。理科の出題は電流以外にも、化学変化・天気・動物・植物・光・音・イオン・遺伝など多岐に亘り、仮に電流だけを完璧にできても全体的な得点向上は見込みにくいでしょう。さらに社会の用語も覚え、英単語も覚え、数学も国語もある・・・ 1つ1つを完璧にやろうとすると確実に破綻します。

そこで、広く取り組むことが重要になります。電流であればテキストの『まとめページ』的な箇所を使って単元全体の問題に取り組む。その後答え合わせ・間違い直しをしたら、次の単元のまとめページに進む。それが終わればまた次の単元へ。このやり方であれば1単元あたりの勉強時間を抑えられるので、例えば休日に丸1日かけて理科の総復習をすることが可能です。そして翌日以降に2巡目にとりかかる。広く浅くの勉強に取り組み、これを何度も繰り返すことで、基本問題の定着を図ります。

実力テストに出題される難問はどうせ他の子もできないはず！くらいに割り切って基本問題を中心にスピードを上げて復習することで、テスト本番ではケアレスミスを減らし、全体として得点アップが期待できるでしょう。

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